那須烏山市の夏の風物詩「山あげ祭」 烏山線100周年を記念し6町すべての屋台がパレード

 那須烏山市の夏の風物詩「山あげ祭」では2日目の22日、烏山線開業100周年を記念し祭に関わる6つの町すべての屋台が一堂に会するパレードが行われました。

 午後4時ごろJR烏山駅前には続々と屋台が集まり、セレモニーが始まりました。

 烏山線は1923年、宝積寺駅と烏山駅の区間の約20キロで開業し、今年(2023年)4月で100周年を迎えました。

 午後4時半ごろ、威勢の良いかけ声とともに、当番町の金井町を先頭とする6台の屋台がJR烏山駅を出発しました。パレードが行われたのは、烏山駅から山あげ会館までの約1キロの道のりで、45分ほどかけてゆっくりと練り歩きました。パレードはユネスコ無形文化遺産登録記念の2017年以来、6年ぶりです。

 今回のパレードでは、初めての試みとして事前に屋台の引き手を募集していましたが、飛び入り参加の人も屋台を引っ張りパレードを盛り上げました。

 山あげ会館に到着するとそれぞれの町のお囃子を競い合う「ぶんぬき」が行われ、お囃子の音と若衆の力強い声が街の中に響き渡りました。

 豪華絢爛な屋台の共演を一目見ようと会場には大勢の見物客が詰めかけました。

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