【DDT】TAKESHITAが“同志”の上野勇希に圧勝し、佐々木大輔とよもやの共闘へ!「サウナカミーナ、オマエたちの対角線に立つ」

DDTプロレスが7月23日、東京・両国国技館で真夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2023」を開催した。現在、米AEWを主戦場とするKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)がサウナカミーナの同志であり、高校の同級生である上野勇希との一騎打ちで圧勝。TAKESHITAはサウナカミーナを敵に回し、ダムネーションT.Aの“カリスマ”佐々木大輔と共闘する衝撃の展開になった。

©DDTプロレスリング

TAKESHITAと上野は3月30日(日本時間)、DDTの米ハリウッド大会でシングル戦を行い、TAKESHITAが勝利。その後、TAKESHITAがAEWでヒールに転向したことで、気持ちを確かめたいとして、上野が一騎打ちを熱望した。

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大会前日の会見で、TAKESHITAは「凄惨な試合になるかもしれない」と話していたが、まさにその言葉通りの試合となった。TAKESHITAは終始、荒っぽいファイト。ヒジのサポーターを外し、生ヒジを叩き込むなどエグい攻めを連発。上野もドロップキック、ローリング・ギロチン式エースクラッシャーで攻撃。上野が花道めがけたムーンサルト・アタックを決めれば、TAKESHITAは花道で人でなしドライバーで返す。

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上野は変型フェースバスターからBMEを狙うも、TAKESHITAは足で阻止。強烈なザーヒーを叩き込んだTAKESHITAはコーナーへのブレーンバスターを決めて勝負あり。試合後、竹下は手を差し出すも、セコンドの小嶋斗偉が上野を止め、TAKESHITAを突き飛ばした。

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バックステージでTAKESHITAは「見てもらった通りです。上野勇希、KO-D無差別級のベルト巻きたいなら、DDTのトップに立ちたいなら、今まで通り、黙って俺についてこい」とコメント。

上野は「DDTを背負って、僕がDDTを超満員にする。その先に自分がどうとかないんで。強くならないと、お客さんがこの選手についていこうって思ってもらえない。DDTを超満員にするっていうのは、強くなることだし、いろんな人にDDTを伝える人間ができること。今日も負けて、強くなるのはどうしたらいいんでしょうね?」と唇を噛んだ。

そして、波乱が起きたのは大会終了後。ビジョンでバックステージの通路でTAKESHITAが佐々木と握手を交わすシーンが流れた。その後、コメントブースに現れたTAKESHITAは「ダムネーションに入る気はない。米国にいても、DDTではサウナカミーナに心は残していたつもりだけど、彼らにとって今の俺は必要なかった。そう受け取った。それなら佐々木大輔と共闘して、サウナカミーナ、オマエたちの対角線に立つ」と衝撃の発言を残した。

【大会名】WRESTLE PETER PAN 2023
【日時】2023年7月23日
【会場】東京・両国国技館
【観衆】3465人(満員)

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○正田壮史 vs 須見和馬●
6分48秒 片エビ固め
※正田のチカラKOBUムキムキ

▼第二試合 30分一本勝負
高木三四郎&○川松真一朗&夢虹 vs 高梨将弘&小嶋斗偉&瑠希也●
8分30秒 体固め
※下町ロケット

▼第三試合 3WAY6人タッグマッチ 30分一本勝負
土井成樹&大鷲透&平田一喜 vs 藤田ミノル&MJポー&○KANON vs 鈴木鼓太郎&岡田佑介&高鹿佑也●
11分45秒 片エビ固め
※ベトナムドライバーⅡ

▼第四試合 30分一本勝負
○飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ&今成“ファンタスティック”夢人 with カチキレ久弥 vs 彰人●&高尾蒼馬&下東由朋 with ブチギレ氏原
9分42秒 片エビ固め
※セクシー・キャノン

▼第五試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○ちぃたん☆&ポコたん vs アンドレザ・ジャイアントパンダ&スーパー・ササダンゴ・マシン●
11分50秒 体固め
※ちぃ☆ポコトリガー

▼第六試合 KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>樋口和貞&中津良太&●石田有輝 vs 坂口征夫&赤井沙希&岡谷英樹○<挑戦者組>
9分27秒 片エビ固め
※ダブルアーム・スープレックス。ハリマオが初防衛に失敗、Eruptionが第52代王者組となる。

▼第七試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●TAKAみちのく vs MAO○
13分11秒 片エビ固め
※フェニックス・スプラッシュ

▼第八試合 スペシャルタッグマッチ~納谷幸男復帰戦 30分一本勝負
HARASHIMA&●納谷幸男 vs 秋山準&入江茂弘○
13分25秒 体固め
※ビーストボンバー

▼第九試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○KONOSUKE TAKESHITA vs 上野勇希●
12分53秒 体固め
※コーナーへのブレーンバスター

▼第十試合 DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
<王者>●遠藤哲哉 vs マット・カルドナ○<挑戦者>with ステフ・デ・ランダー
15分43秒 片エビ固め
※レディオサイレンス。遠藤が2度目の防衛に失敗、カルドナが第11代王者となる。

▼セミファイナル 株式会社メキシコ観光 presents ドラマティック・ドリームマッチ 30分一本勝負
○エル・デスペラード vs 佐々木大輔●
20分32秒 ヌメロ・ドス

▼メインイベント グッドコムアセット presents KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>●火野裕士 vs クリス・ブルックス○<挑戦者>
21分4秒 片エビ固め
※プレイングマンティスボム。火野が3度目の防衛に失敗、クリスが第81代王者となる。

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