大迫力の恐竜たちが出迎えてくれる「恐竜科学博」が7月21日から始まりました。夜は9時まで楽しめるということですが、恐竜に囲まれたナイトミュージアム、どのような雰囲気でしょうか？木村キャスターがレポートします。
東京ミッドタウンで開催している「恐竜科学博」に来ています。今回、標本の展示は見せ方に様々な工夫がされていて、恐竜たち生きた痕跡を感じられます。
まずはこちらのティラノサウルスからみていきましょう。実は標本にも名前があるんです。こちらは「スタン」という名前がついてます。このスタン、注目してもらいたいのが、左側の首のところなのですが、コブがあるのが分かりますでしょうか。実はこれ、骨折が治ったあとだと言われているんです。ティラノサウルスの重さは大きいものでおよそ9トン、頭の重さはおよそ500キロもあったといわれており、骨折しながらも、頭を支えていた生命力の強さを感じます。
そのスタンを今まさに襲おうとしているのが、こちらのトリケラトプス「レイン」です。
「レイン」は奇跡の化石と呼ばれています。実は恐竜の化石はすべての骨がそろって見つかることはめったにないということです。ただ、このレイン、2002年に発掘された際、8割以上の骨が残っていたそうで奇跡の化石と呼ばれています。
さらにレインは発掘の際、皮膚の化石も見つかっており、トリケラトプスの皮膚の化石が見つかったのもレインがはじめてでした。近くで見るとゴツゴツしているのがはっきりとわかります。トリケラトプスの鱗を初めて見ましたがけっこう大きいんだなという印象です。
そしてこの恐竜たちをもっと知りたいという人にはアプリを使った音声ガイドもあります。展示の前にはQRコードがあるのですが、読み取るとこのようなガイドが流れます。メインナビケーターを務める声優の新田恵海さんや木村昴さん、お笑い芸人の原口あきまささんなど、全部で6種類の中から好きなナビゲーターを選んで一緒に展示を回ることもできます。
さて、ここでしか味わえない恐竜グルメをご紹介します。さきほどの場所から、ちょうど反対側にあるカフェに来ました。この場所は少し高くなっていて、また違った角度から恐竜たちをみることができます。
こちらのカフェでは、恐竜をモチーフにしたメニューが用意されているのですが、紹介するのは、スタンの卵をイメージしたシェイクするドリンクです。中には牛乳とパッションフルーツのペーストが入っており、シャカシャカしてまぜます。貴重な標本が並ぶ会場でドリンクや食事が楽しめるのも、このイベントならではの魅力です。
恐竜科学博は毎日午前9時から午後9時まで、金曜・土曜・祝日・特定日は午後10時45分まで開催しているので、家族や大切な人と楽しんで見てください。
