プロのシャトルの速さと技術体感 バドミントン選手が指導「子の憧れに」

若葉カップにむけ、プロの選手から指導を受けるスポーツ少年団のメンバー(長岡京市長法寺・西山公園体育館

 若葉カップ全国小学生バドミントン大会(7月28~31日)を前に、実業団チーム「プレンティグローバルリンクス」の選手が、出場を控えた京都府長岡京市バドミントンスポーツ少年団の指導にあたっている。チームを擁する企業と市が今春に結んだホームタウンパートナーシップ協定に基づく初の取り組み。実戦形式の練習を重ね、大会での飛躍を目指している。

 本番直前にプロ選手のシャトルのスピードや技術に触れようと強化練習を企画。チームとしては地元への貢献はもちろん、選手に「子どもたちのあこがれ」として自覚を促す狙いもあるという。

 若葉カップの会場となる西山公園体育館(長法寺)では、同少年団の大会に出場予定の2~6年生らが週1回のペースで指導を受けている。

 試合のさまざまな場面を想定した練習やミニ試合に汗を流している。選手から一人一人にアドバイスする時間もあり、真剣な表情で聞き入っていた。

 長法寺小5年の女子児童(10)は「得意技の生かし方を教わったので、プレッシャーがあると思うけど勝ちたい」、御室小4年の女子児童(9)は「教わった選手のようなプレーをできるようになりたい。今年は去年以上に頑張ります」と話した。

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