神島高の田組・柴田組、国体へ バレー部員、和歌山県ビーチバレー少年女子で優勝

ビーチバレーで国体に出場する神島高校の田組朱理さん(左)と柴田優さん=大阪府岬町で(提供)

 国民体育大会のバレーボール競技のビーチバレーボール種目で、少年女子の和歌山県選考会がこのほど大阪府岬町のせんなん里海公園であり、神島高校(和歌山県田辺市)3年の田組朱理さんと柴田優さんの組が優勝した。田組・柴田組は、9月16~19日に鹿児島県大崎町である本大会に出場する。

 県選考会は3組が参加して総当たり戦を行い、代表枠1を争った。田組・柴田組は田辺高校A組に28―17、田辺高校B組に28―15で勝った。

 田組さんと柴田さんは神島高の女子バレーボール部に所属し、田組さんがアタッカーで主将、柴田さんがセッターで副主将を務める。チームは県総体でベスト8に入り、近畿大会に出場する。2人はビーチバレーでの国体出場を目指して、男子バレーボール部員に協力してもらって扇ケ浜海水浴場(田辺市)で練習に励んだ。

 田組さんは「砂浜で動きづらかったけど、互いに声をかけ合って楽しくできた。国体では自分たちができることをしっかりやりたい」、柴田さんは「国体に出場した経験をこれからの人生で生かしたい」と話している。

 鹿児島国体は2020年に実施する予定だったが、コロナ禍の影響で延期になっていた。今年は大会の回数を数えない「特別国体」として10月に開き、ビーチバレーは会期前の正式種目として少年の男女がある。

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