観光施設で「梅干しどうぞ」 8千個を無料配布、紀州田辺うめ振興協議会

天日干ししている南高梅(7月22日、和歌山県田辺市で)

 梅干しのファンを広げようと、和歌山県田辺市とJA紀南でつくる「紀州田辺うめ振興協議会」(会長=真砂充敏市長)は22日から、市内の観光施設で梅干しを配布している。計8千個の予定で、なくなり次第終了。

 「梅酒で乾杯条例」の制定10周年を記念したキャンペーン。観光客らに梅の産地であることをPRするとともに、熱中症や夏バテの予防に活用してもらおうと実施している。

 配布場所は、市観光センター(湊)、街なかポケットパーク(湊)、熊野古道館(中辺路町栗栖川)、世界遺産熊野本宮館(本宮町本宮)。受付カウンターに個包装の梅干しを置き、自由に取ってもらう。

 一緒に配布するチラシでは「熱中症対策に梅干しはいかがですか」とPR。塩分やクエン酸が含まれており、熱中症予防や疲労回復に効果的であると呼びかけている。

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