体育館屋根に建設資材、崩落招く 中国・黒竜江省、関係者を捜査

屋根が崩落した中学校の体育館(中央)=24日、中国黒竜江省チチハル市(新華社=共同)

 【北京共同】中国黒竜江省チチハル市の中学校体育館の屋根が崩れ11人が死亡した事故で、地元当局は24日、体育館の屋根の上に置かれていた建設用資材が崩落を招いたとみて原因調査を続けた。警察は資材の管理に問題があったとして関係者を捜査している。中国では安全対策の不備による重大事故が相次ぎ、人が多く集まる施設の管理の在り方が課題となっている。

 中国メディアによると、中学校は夏休みに入っており、事故発生当時は体育館で女子生徒らがバレーボールの練習をしていた。屋根はすっぽり抜け落ち、館内にいた19人のうち11人が死亡、4人が負傷した。ほか4人は自力で脱出した。

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