日本、バスケW杯へ強化総仕上げ 開幕まで1カ月

渡辺雄太

 8~9月に日本、フィリピン、インドネシアが共催し、国内では沖縄アリーナ(沖縄市)が唯一の会場となるバスケットボール男子のワールドカップ(W杯)は25日で開幕まで1カ月。日本代表はアジア最上位に与えられる来夏のパリ五輪出場権の獲得を目標に掲げ、チームづくりの総仕上げに入る。

 8月にはW杯出場国との強化試合計5戦が組まれ、19日の強豪スロベニア戦後に代表の最終メンバー12人が決まる見通しだ。米プロNBAの八村塁(レーカーズ)が欠場を表明した中、中心選手として期待されるのが同じNBA組のフォワード渡辺雄太(サンズ)。米ネブラスカ大でプレーする22歳のシューター富永啓生ら若手も台頭しており、東京五輪で女子を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督の下、3点シュートを軸とした戦術に磨きをかける。

 大会は32チームが参加。1次リーグは8組に分かれ、世界ランキング36位の日本はE組に入った。

 8月25日の初戦で11位ドイツと、27日に24位フィンランドと、29日に3位オーストラリアと対戦する。

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