遠藤航のステップアップはなしか? シュツットガルトSDが残留を強く望む「彼のリーダーシップが必要」

[写真:Getty Images]

今夏の移籍も噂されていた日本代表MF遠藤航(30)だが、どうやらシュツットガルトに残留することになるようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。

2019年8月にレンタル移籍でシント=トロイデンからシュツットガルトに加入した遠藤。2.ブンデスリーガで21試合に出場し1ゴールを記録。チームの昇格に貢献し、2020年6月に完全移籍で加入した。

シュツットガルトではキャプテンを務め、デュエルキングにも輝くなど、中盤で存在感を発揮。ここまで公式戦132試合に出場し14ゴール12アシストを記録しているが、チームは2年連続で厳しい残留争いに巻き込まれ、ギリギリで残留を掴んでいる状況だ。

遠藤には今夏ステップアップの話もあり、移籍の噂も浮上したが、ここまで具体的な話は出てきていない。

一方で、シュツットガルトとは2024年夏で契約が満了を迎えるため、クラブとしてはなんとしてでも契約延長に漕ぎつけたいところ。シュツットガルトのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるファビアン・ヴォルゲムート氏が『ビルト』で遠藤の重要性を語った。

「我々には、ピッチ上で彼のリーダーシップが必要だ。彼のフットボールのスキルは言うまでもない」

「ワタルはチームの良心だ。重要な局面では、彼が道を先導し、他の選手が指導を仰ぐ存在だ」

また、ヴォルゲムート氏は日本代表DF伊藤洋輝(24)についても言及。2026年夏まで契約がある中、今夏の移籍が浮上。ただ、クラブにとって手放してはいけない存在だとした。

「ヒロキはさらに成熟し、守備に安定感を与えてくれた。彼は多くのものをもたらしてくれたので、シュツットガルトの我々の視野を広げてくれた」

「24歳にして、彼は信じられないほどのプロフェッショナリズムを発揮している。彼はよりベストを尽くすだろう」

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