J3長野が東京VのMF加藤弘堅を完全移籍で獲得、今季は出番が激減「引退する考えで…」もオファーに決断「僕にとって東京は間違いなく緑」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

AC長野パルセイロは24日、東京ヴェルディのMF加藤弘堅(34)が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「47」となる。

加藤は千葉県出身で、市立船橋高校から2008年に京都サンガF.C.に入団。2012年にはカターレと富山、2013年にはザスパクサツ群馬へと移籍。2015年にギラヴァンツ北九州へと完全移籍で加入する。

北九州ではJ3でのプレーも経験。6シーズンプレーすると、2021年に東京Vへと完全移籍。2シーズンはレギュラーとしてプレーしたが、今季は出番が激減。明治安田生命J2リーグで8試合、天皇杯で2試合の出場に終わっていた。

東京VではJ2通算71試合に出場し1得点、天皇杯で7試合に出場していた。

加藤は両クラブを通じてコメントしている。

◆AC長野パルセイロ

「初めまして東京ヴェルディから移籍してきました、加藤弘堅です。このタイミングで話を頂けたことに感謝しています。僕が生まれる前、家族は長野に住んでいました。何かのご縁なのかと勝手に思っています」

「少しでも上の順位に行けるように、昇格できるように全力で頑張ります。よろしくお願いします」

◆東京ヴェルディ

「この度AC長野パルセイロに移籍することになりました。シーズン途中での移籍、申し訳ありません。今回クラブと話し、自分の立ち位置を考え半年やって引退する考えでいました。ただ複数クラブから話を頂き、サッカーをしていて悔しい感情を持てている自分がいたので、まだやろうと今回の決断をしました」

「北九州から移籍する際『覚悟を持って』とコメントさせて頂きました。それはヴェルディで昇格を考えていたこと、ヴェルディで現役を終えるつもりで移籍を決断したからです」

「ヴェルディで過ごす時間と共に、どんどんこのクラブを好きになりました。現場で過ごした選手スタッフはもちろん、フロントスタッフやベレーザとの出会いも本当に感謝しています」

「最後にファン・サポーターのみなさん、自分がこのクラブで何ができたかはわかりませんがうまく行ってる時はもちろんですが、結果が出ない時、個人的につらくて苦しい時に前を向かせて頂いたのはみなさんの存在です」

「僕は『緑のハート』のチャントが大好きでした。僕にとって東京は間違いなく緑です。これからは僕もサポーターとしてヴェルディの躍進を願っています。2年半本当にありがとうございました。またどこかで会えることを楽しみにしています」

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