岡山市内の小学生チームの頂点を目指す「山陽新聞社杯第59回市子ども会親善球技大会」の中央大会が23日、県環境保健センター(南区内尾)のグラウンドで開かれ、ソフトボールは宗蓮寺が37年ぶり3度目、ポートボールは住吉フレンドが初の優勝を飾った。
2種目とも地区予選を勝ち抜いた8チームが出場し、トーナメントで競った。ソフトの決勝は宗蓮寺と芳明が激突。息詰まる投手戦で互いに無得点のまま迎えた最終の五回裏、2死満塁のチャンスを得た宗蓮寺の細川隆成主将(11)が豪快な一打を放ち、1―0でサヨナラ勝ちを果たした。3位決定戦は中田がSHINパワーズを13―2で下した。
ポートは住吉フレンドと福成が決勝に進んだ。住吉フレンドは守りの隙を突かれて2点先制されるも、素早いボール運びでゴールを奪うなど試合を有利に展開。2点リードで迎えた後半も追加点を重ね、10―6で勝利した。3位決定戦は千鳥町が洲崎を7―2で制した。
宗蓮寺の細川主将は「優勝はチームの全員が打席をつないでくれたおかげ。最高の気分です」と喜び、住吉フレンドの岡田茉寛主将(11)は「昨年準優勝だった悔しさをばねに、毎日のように練習した成果が出せた」と笑顔を見せた。
大会は、市子ども会育成連絡協議会、市、山陽新聞社主催、テレビせとうち、oniビジョン後援。