熱海市長、犠牲者の遺族と面会 大規模土石流、復興計画を説明

大規模土石流で犠牲になった太田和子さんの仏壇に手を合わせる熱海市の斉藤栄市長=24日午後、静岡県熱海市(代表撮影)

 静岡県熱海市の斉藤栄市長は24日、同市伊豆山で2021年に発生した大規模土石流の犠牲になった太田和子さん=被災当時(80)=の長男朋晃さん(57)の避難先を訪問し復興計画などについて説明した。

 熱海市のアパートを訪ねた斉藤市長は和子さんの仏壇前で焼香し、朋晃さんから復興に向けた要望を聞き取るなどした。記者団の取材に「直接対話を重ねることが重要だ」と述べ、今後も被災者や遺族宅の戸別訪問を続ける考えを示した。

 土石流は21年7月3日に発生。被害が大きかった伊豆山地区に住んでいた和子さんは最後の不明者として発生から約1年半後に骨の一部が見つかり、災害死と認められた。

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