プレシーズンで日本ツアーを行うイタリアの名門インテル。
7月27日(木)にヤンマースタジアム長居でアル・ナスルと、8月1日(火)に国立競技場でパリ・サンジェルマンとそれぞれ対戦する。
インテルのユニフォームといえば伝統的な青黒ストライプが有名。だが時にサッカーユニフォームの常識にとらわれずデザインを“冒険”することもあり、結果としてファンを驚愕させたことも一度や二度ではない。
そこで、ある意味では規格外ともいえるインテル7つのユニフォームをご紹介しよう。
2021-22 サード
インテル 2021-22 Nike サード ユニフォーム
選手:アレクシス・サンチェス
ブラックを基調に胸中央の斜めストライプがド派手なデザイン。この色はクラブのDNAに刻み込まれた価値観のインクルージョンを表している。斜めストライプは1989-91シーズンのアウェイユニフォームに着想を得たものだ。
1995-96 サード
インテル 1995-96 Umbro サード ユニフォーム
選手:マウリツィオ・ガンツ
今でも最高のコンビと評価される「PIRELLI(ピレリ)」とのパートナーシップが始まったシーズン。サードユニフォームには、どことなく高級ブランドを思わせるグラフィックがオシャレである。好みは分かれるところだろうが隠れ名作の一着だ。
1995-96 GK
インテル 1995-96 Umbro GK ユニフォーム
選手:ジャンルカ・パリュウカ
90年代のGKユニフォームは個性的なデザインが多く見ていて楽しいが、95-96シーズンのインテルもその一つ。クネクネした中にスポンサー「PIRELLI」をほぼ逆さにプリントという常識外れのデザインだ。ちなみに2ndキーパーユニとして青黒バージョンも存在する。
2020-21 ホーム
インテル 2020-21 Nike ホーム ユニフォーム
選手:ラウタロ・マルティネス
インテルの青黒ストライプと聞けば普通は直線を想像するだろう。だがこのシーズンは違った。想像を絶するまさかのクネクネ・ストライプ登場にファンは驚愕する。
このストライプは1980年代に流行した“ポスト・モダニズム”なる芸術運動に触発されたもので、クネクネはクラブの象徴であるビショーネ(蛇)を想像させる。
2016-17 サード
インテル 2016-17 Nike サード ユニフォーム
エベル・バネガ(画像上)
色の微妙さが規格外なデザイン。チャンピオンズリーグなどでも使われたこのサードユニフォームは、ブルーから蛍光グリーンへと変化するカラーリングが衝撃的だった。長友佑都も着たこのユニは、高い確率でインテルのワーストユニフォーム候補に選ばれる。
2020-21 フォース
インテル 2020-21 Nike フォース ユニフォーム
選手:マルセロ・ブロゾヴィッチ
おもちゃ箱をひっくり返したようなデザインが世界のサッカーファンを驚かせたユニフォーム。これはクラブ創設者の1人である未来派アーティスト、ジョルジョ・ムジャーニの先見性にインスパイアされたものだった。
2人のグラフィックデザイナーによって製作されたこの独創的なアートワークの一着は、人気ゲーム『FIFA21』先行で公開。現実世界の試合には登場しないと思われたが、リーグ終盤のローマ戦で着用した。また、現在のエンブレムを初めて付けたユニでもある。
2010-11 アウェイ
インテル 2010-11 Nike アウェイ ユニフォーム
選手:長友佑都
クラブの象徴であるビショーネ(蛇)を、見た目が蛇のまま左半身に描くという常識外れのユニフォーム。こうした蛇をデザインは当時非常に珍しく、レプリカユニフォームも大人気となった。
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この蛇がまるでタトゥーのようだと評された一着。時々「タツノオトシゴ」と間違われるのが面白い。
今回のインテル日本ツアーで公式アンバサダーを務める長友佑都は10-11シーズン途中にインテルに加入。そのため、この蛇ユニが入団シーズンのアウェイユニとなった。
レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!