アル・ナスル来日!インテル、PSGと戦うクリスティアーノ・ロナウド以外の注目5選手

サウジアラビア1部アル・ナスルが初来日し、今月25日(午後7時20分キックオフ、大坂・ヤンマースタジアム長居)にフランス1部PSG、27日(午後7時20分キックオフ、大坂・ヤンマースタジアム長居)にイタリア1部インテルと対戦する。

昨年12月31日にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2年半契約でチームに加入し、世界中で話題になった。その後も続々とワールドクラスの選手たちが加入している。

今回はクリスティアーノ・ロナウド以外で注目されているアル・ナスルの5選手を紹介する。

アフリカのパトリック・ヴィエラ

セコ・フォファナ

国籍:コートジボワール、フランス

ポジション:守備的ミッドフィルダー

イングランド1部マンチェスターシティのアカデミーで育ったフォファナは、イタリア1部ウディネーゼやフランス1部RCランスなどで印象的な活躍を披露した。

懐が深いためボールキープに長けており、中盤の底から推進力を生かして持ち上がるドリブルでチャンスを創出する。優れた身体能力から鋭いタックル、インターセプトも光るものがあるため、攻守で計算ができる。

一部報道では過去にアーセナルが興味を示したほどで、同クラブのレジェンドMFパトリック・ヴィエラを彷彿させる。今夏にアル・ナスルに加入したフォファナが、欧州の強豪クラブ相手にどれだけのパフォーマンスを見せるのか注目だ。

変幻自在の大型テクニシャン

アンデルソン・タリスカ

国籍:ブラジル

ポジション:攻撃的ミッドフィルダー、センターフォワード

身長190センチのテクニシャンは独特なボールタッチコントロールで、すり抜けるように突破するドリブルが持ち味だ。

利き足の左足から放たれるプレースキックの精度は非常に高く、ドライブ回転がかかった深く落ちるボールは相手からすれば対処しにくい。オーバーヘッドキックやミドルシュートなど多彩なゴールパターンも持っている。

2021年5月に中国1部広州恒大からアル・ナスルに移籍し、2シーズン連続でリーグ戦20得点台と優れた結果を残した。欧州のビッグクラブ相手にタリスカがどのような絶技を見せるのか注目したい。

難攻不落の守護神

ダビド・オスピナ

国籍:コロンビア

ポジション:ゴールキーパー

反射神経の良さで圧巻のスーパーセーブを連発するオスピナは、これまでフランス1部ニース、イングランド1部アーセナル、イタリア1部ナポリでゴールマウスを守り続けてきた守護神だ。

勇猛果敢な飛び出しでピンチの芽をしっかり摘める判断力と、広範囲で守れるだけの機動力にも優れている。フィードについても両足で蹴り分けることができる器用さがある。

コロンビア代表では不動の正GKを務めるオスピナは、昨夏にナポリを契約満了で退団し、アル・ナスルと契約。優れたセービング能力でゴールに鍵をかける守護神は、PSGとインテルの前に立ちふさがる。

セレソンが誇る超攻撃型左SB

アレックス・テレス

国籍:ブラジル

ポジション:左サイドバック

サッカー王国ブラジルが誇る超攻撃型左サイドバックは、今月23日にイングランド1部マンチェスターユナイテッドからアル・ナスルに加入した。

スピードを生かしたオーバーラップで積極的に攻撃参加し、利き足の左足から放たれるクロス精度は正確無比だ。時折インナーラップ気味にゴール前まで侵入してシュートやラストパスなどフィニッシュ面も優れている。

対戦相手のインテルは2015-16シーズンに過ごした古巣のため、モチベーションは高いだろう。昨年開催されたワールドカップカタール大会に臨むセレソンの一員に選出された実力者を見逃すな。

インテルを長く支えたレジスタ

マルセロ・ブロゾヴィッチ

国籍:クロアチア

ポジション:守備的ミッドフィルダー

冷静さとキャプテンシーを持った万能型守備的ミッドフィルダー。クロアチア代表とインテルで長きに渡って中盤の底で君臨したレジスタは、今夏からアル・ナスルに加入した。

幅広い視野から冷静沈着にゲームを組み立て、時折突き刺すような楔のパスでチャンスを創出する。豊富な運動量で様々な局面に顔を出し、守備も卒なくこなす。相手のドリブルコースを切るようにして、先回る形でピンポイントに奪うインターセプト技術は芸術級のクオリティを誇る。

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昨年開催のワールドカップカタール大会ではクロアチア代表を大会3位に導き、決勝トーナメント・ラウンド16で日本代表と対戦した激闘は記憶に新しい。8シーズン過ごした古巣インテル相手に挑むブロゾヴィッチを刮目せよ。

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