あなたは大丈夫?「揚げ油の使い回し」は毒!揚げ油の再利用が体に悪い理由とは!?【図解 脂質の話】

消化器系への深刻なダメージも

小さな子供からお年寄りまで、世代を問わずに人気の定番メニューのひとつが揚げ物。揚げたてサクサクの天ぷらやとんかつは本当においしいですよね。

火加減にさえ注意すれば、調理自体はそれほど難しくないので、ご自宅でよく楽しまれる方も多いと思います。でも、悩ましいのが調理後に出る大量の使用済み油。

一度使っただけで捨てるなんてもったいない、と再利用する方もいるようですが、食の安全性を考えたら再利用はオススメできません。

一度調理に使用した油は、調理中の加熱と長時間空気に触れたことで酸化し、過酸化油脂に変化しています。調理カスさえ取り除けば、使用前の状態と変わらないように見えても、油の質は劣化しており、摂取することで消化管の粘膜を傷つけ、ときには動脈硬化の原因になることも……。

消化器や心臓、血圧などに問題のある方はとくに使用を控えるべきでしょう。それでも一度きりの使用で捨ててしまうのはもったいない、という方にオススメの調理法があります。

それが「揚げ焼き」です。鍋底から1~2センチ程度と少量の油で、食材の表裏を返しながら揚げるため、使用後の油の廃棄量も少なく、あと片付けも簡単です。ただし、火の通りが悪い食材やたっぷりの油で揚げる天ぷらなどには適さないので注意しましょう。

揚げ油の再利用が体に悪い理由

一度料理に使用した油は、調理中の強い熱や調理カスによる汚れ、さらに長時間空気に触れたことで成分が変化(酸化) し、体に有害な過酸化油脂になる。時間の経過とともに酸化はどんどん進んでいくので、使用後の再利用はオススメできない。

シリーズ累計250万部を突破した「図解シリーズ」の読みやすさ

図解シリーズは、文章と分かりやすい図で解説という形で構成されているので、本が苦手な人にも理解しやすい内容です。

図解シリーズには、健康・実用だけではなく大人の学びなおしにピッタリな教養のテーマも満載。さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!

気になる中身を少しだけご紹介!油料理を食べると「胃もたれ」するのはなぜ?

胃もたれの原因は油だけじゃない!?

10代、20代の頃はいくら脂っこいものを食べても全然平気だったのに、30代を過ぎたあたりから食後のひどい胃もたれや胸焼けで悩まされるように・・・・・・。これではせっかくの楽しい食事も思い出も台無しですよね。なかには油の摂取量に気を付けているにも関わらず、頻繁に胃もたれを起こしてしまう人もいるようです。この原因は何なのでしょうか?胃もたれや胸焼けの原因はズバリ「消化不良」です。本来、食事で食べすぎたものは胃で溶かされ、小腸に送られて消化、吸収されますが、これがうまく機能せず、食べ物が胃に留まり続けると胃もたれが起きるのです。

では、これを避けるにはどうするか。まずは食べ過ぎ、飲み過ぎに注意することです。どんな食事でも満腹になるまで食べたら、胃腸の処理が追いつかなくなるのは当たり前。とくにビュッフェ形式の食事や酒の席ではついつい胃袋の限界まで食べてしまいがちなので、いつもよりゆっくり食べることを意識して、「だいぶお腹が膨れてきたな」と感じたら、そこで箸を置くようにしましょう。この他、加齢や妊娠、ストレスなども消化機能低下の原因といわれています。食事の際に一緒のタンパク質を摂る、なるべく脂質量を減らすなど、胃腸が働きやすい環境を作ることでも胃もたれの予防、軽減が可能です。

★油と脂は何が違うの? ★油をまったく摂らない食生活を続けるとどうなるのか ★揚げ油の使い回しはからだに毒だった!? ★肉の脂身にはメリットがない?
などなど気になるタイトルが目白押し!

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』
監修:守口徹

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【書誌情報】 『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』 守口 徹

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