コーラン侮辱、抗議相次ぐ イスラム圏、デンマークに

イエメンの首都サヌアで、デンマークでのコーラン侮辱に抗議し、デモ行進する人々=24日(ロイター=共同)

 【カイロ共同】デンマークの首都コペンハーゲンにあるイラク大使館前で24日、男性らがイスラム教の聖典コーランを燃やしたことを受け、イスラム諸国は抗議声明を相次いで発表した。ヨルダン外務・移民省は「暴力を扇動し、宗教を侮辱している」と非難し、トルコ外務省は「卑劣な攻撃」と指摘した。

 デンマークやスウェーデンではコーランを燃やしたり踏みつけたりする事案が繰り返され、イスラム諸国は侮辱行為の禁止を要求。ただ「表現の自由」を重視し規制に慎重な欧州諸国との隔たりは大きい。

 アルジェリア外務・在外自国民省は24日、駐在するデンマーク大使を呼び出して抗議したと発表した。

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