【ロンドン、ワシントン共同】スイス金融大手、クレディ・スイスの過去の不適切な取引を巡って米連邦準備制度理事会（FRB）は24日、クレディを6月に買収したUBSに対して約2億6850万ドル（約380億円）の制裁金を科すと発表した。英中銀イングランド銀行健全性監督機構（PRA）もUBS側に約8700万ポンド（約160億円）の支払いを命じた。
問題となったのは米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントとの取引で、アルケゴスはリスクの高い手法で投資していたものの株価下落の影響で運用に失敗。FRBによると、クレディはリスク管理が不十分だったため21年に約55億ドルの損失を出した。
