ブレーブスがブルペン補強 ピアース・ジョンソンとハーンを獲得

日本時間7月25日、メジャー最高勝率を誇るブレーブスが2件のトレードを成立させ、ブルペンの補強に動いた。ロッキーズとのトレードでは、ビクター・ボドニック、タナー・ゴードンという2人の有望株を放出して右腕ピアース・ジョンソンを獲得。一方、レンジャーズとのトレードでは、先日DFAとなっていた左腕テイラー・ハーンを金銭トレードで獲得した。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでは、ボドニックは10位、ゴードンは26位にランクインしていた。

現在32歳のジョンソンは、今季ロッキーズで43試合に登板して39イニングを投げ、1勝5敗13セーブ、4ホールド、防御率6.00、58奪三振を記録。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドで防御率7.23と苦戦していたのに対し、アウェイでは防御率4.11をマークしており、ブレーブスは「クアーズ・フィールドを離れれば十分に戦力になる」と考えているようだ。MLB公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者は「ジョンソンは勝ちパターンを担う可能性がある。カービー・イェーツ、ジョー・ヒメネスとともに、右のセットアッパー候補となるだろう」と分析している。

一方、現在28歳のハーンは、今季レンジャーズで4試合に登板して防御率10.29と精彩を欠いているが、2021年は42試合、昨季も31試合に登板してそれぞれ6勝をマーク。ボーマン記者は「左のリリーフの選択肢になる。まだマイナー・オプションが残っており、ロースターにいくらかの柔軟性をもたらすだろう」とブレーブスがハーンの獲得に動いた狙いについて分析した。

ロッキーズへ移籍した2人はいずれもメジャー経験がなく、現在23歳のボドニックは今季AA級で30試合に登板して3勝1敗4セーブ、3ホールド、防御率3.10をマークしている救援右腕、現在25歳のゴードンは今季AA級とAAA級で合計17試合に登板して5勝9敗、防御率5.86をマークしている先発右腕である。新天地ロッキーズでメジャーデビューを目指すことになった。

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