パイレーツ 球宴出場コンビへのトレードオファーを検討する方針

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、パイレーツは今季オールスター・ゲームに選出されたエース右腕ミッチ・ケラー、守護神デービッド・ベッドナーの2人へのトレードオファーを検討する方針のようだ。ケラーは2025年シーズンまで、ベッドナーは2026年シーズンまで保有できるため、パイレーツが放出を焦る必要はなく、トレードが実現する可能性は低いとみられている。もしこの2人のトレードが実現するとすれば、パイレーツを満足させるような好条件のオファーが届いた場合に限られるだろう。

現在27歳のケラーはメジャー5年目の今季、21試合に先発して128イニングを投げ、9勝6敗、防御率4.01、137奪三振を記録。昨季あたりから開花の兆しを見せていたが、今季はオールスター・ゲームに初選出されるなど、長年エース候補として期待されてきた才能をようやく本格開花させつつある。一方、現在28歳のベッドナーはメジャー5年目の今季、38試合に登板して3勝1敗19セーブ、防御率1.15の好成績をマーク。2年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、リーグを代表するリリーバーとしての地位を不動のものとした感もある。

オールスター・ゲームに選出されるほどの実力者であることに加え、保有可能期間が長いため、「獲得のためにはかなりの対価が必要」という見解は各メディアで一致している。再建途上にあるパイレーツとしては、ケラーやベッドナーにどれくらいのトレードバリューがあるかを見極めておきたいという狙いもあるのかもしれない。トレードが実現する可能性は低いものの、トレードが実現する場合はかなり大きな動きになることが予想されるだけに、トレードでの戦力アップを狙う各球団にとって気になる情報であることは間違いなさそうだ。

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