秋まで続く、美味しいリレー…埼玉有数の産地・白岡でナシの選果始まる 出来栄えは上々、例年より1週間早く

ナシの大きさや色などを確認するスタッフ=24日午前8時過ぎ、埼玉県白岡市荒井新田の梨選果センター

 埼玉県内有数のナシの特産地、白岡市で収穫したナシの選果作業が24日から、同市荒井新田の市梨選果センターで始まった。例年より1週間早く、出来栄えは上々だという。

 ナシ栽培が盛んな同市。ナシ農家が集まる「白岡大山梨組合」が、収穫したナシを選果、箱詰めする作業を共同で行う。選果作業を行うのは農家の主婦や、夏休みに入った地元の若者ら。

 この日は、ベルトコンベヤーの上を流れるナシを、参加者が一つ一つ検品。大きさや形、質を見極め、選別を行った。選果はこの後、彩玉、豊水、あきづきと、秋まで続く。

 昨年はひょうの被害を受けた。気候の変化で開花が早まり、選果は例年より1週間ほど早いという。荒井豊治組合長は「ナシは秋の果物だったが、最近では夏の果物になっている。収穫は早まっても味はおいしい」と話している。

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