スケボー、BMXも! 川越に埼玉最大級の施設オープン「広いので大きく滑れる 愛好者の声受け実現

オープンした川越市大東BMX・スケートボードエリア=19日、埼玉県川越市増形

 東京五輪でも実施され、注目を集めた都市型スポーツの振興を図ろうと、埼玉県川越市は19日、同市増形の川越増形産業団地調整池内に「川越市大東BMX・スケートボードエリア」をオープンした。面積は5015平方メートルで、施設を管理するスポーツ振興課によると、県内の公設パークとしては最大級とみられるという。自転車競技のBMX、スケートボード、インラインスケートの3種目が使用できる。

 エリア開設は、市内の愛好者から要望を受けた市が、産業団地を整備した県に働きかけて実現。2021年から22年にかけて、県企業局が建設し、市に移管された。「Rエリア」と呼ばれる部分には、深さが最大1.3メートルほど、長辺約49メートル、短辺約22メートルのバンクを設置。ほかに、平面の「フラットエリア」を広く確保したのが特徴という。

 建設を希望してきた川越市アーバンスポーツ協会の萩原崇暁会長(46)によると、周辺にはスケートボードのプロ選手らも多く、競技が盛んな地域だという。同会長は「子どもたちにとって、滑りやすいパークになった。大会や教室を開くなどして、地域に根付いた場所にしたい」と、市と協働した取り組みを構想する。

 初めて訪れ、スケートボードを楽しんだ市内の中学校2年大庭善さん(13)は、「広いので大きく滑れる。毎日通いたい」と喜んだ。

 使用は原則無料だが、利用登録が必要。

 問い合わせは、スポーツ振興課(電話049.224.6094)へ。

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