「働き方改革の一環・より良い労働環境を」トラックやタクシー運転手の過労を防ぐ

 働き方改革の一環として、2024年4月からトラックやタクシーなど運転業務に携わるドライバーの長時間勤務が見直されます。これを受けて県タクシー協会は18日、専門家を招いた説明会を開きました。

 この説明会は、労働時間の改善基準のポイントを周知し長時間労働による過労を防ごうと開かれたものです。はじめに栃木労働局の沼澤敏弘専門監督官が、改善基準のポイントを説明しました。

 改善基準には、日勤のドライバーについて「1ヵ月の拘束時間を288時間以内とすること」や1日の休息時間は「勤務終了後、継続した11時間以上を与えるよう努めることを基本とし9時間を下回らないようにすること」などが盛り込まれています。

 参加した人たちは、より良い労働環境をつくるために真剣な面持ちで説明を聞いていました。このほか、働き方改革推進支援センターの専門家が労働時間の把握や管理、計画性が魅力ある職場づくりにつながると強調しました。この説明会は、今月(7月)28日にも開かれる予定です。

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