インターハイ開幕し栃木県勢の活躍期待 剣道女子・小山高校は「チーム力」で挑む

 高校スポーツの祭典、夏のインターハイが、今月(7月)22日に北海道で開幕しました。栃木県勢の活躍が期待されますが、今回は初の関東チャンピオンとなった小山高校女子剣道部にスポットを当てます。

 6月4日の関東大会決勝、大将戦で大河原彩香選手の突きが決まり小山高校は初制覇。実は、今年(2023年)春まで部員は4人で、5人で戦う団体戦が組めなかったのです。

(牛久寧々主将)
「正直、不安しかなかった。あきらめないで良かったと思う」

(鈴木慎太郎監督)
「3年生2人があきらめずに頑張って、1年生が入って息を吹き返した流れがある。苦しい期間頑張った3年生の功績は大きい」

 団体戦メンバーには、とちぎ国体の優勝に貢献、今回のインターハイではチーム唯一の個人戦出場を果たしたエースの大河原彩香選手。春の県総体準優勝、スピードには絶対の自信の山口美優選手という実力者がいます。

 困難と不安を乗り越えて今がある。選手はみんな同じ言葉を口にしていました。

(牛久寧々主将)
「『チーム力』で関東を勝ち抜いた。苦しさを耐えたらうれしさが出てくる、チームで戦えるところが魅力だと思います」

 剣道女子のインターハイは8月3日に開幕、4日から6日まで競技が行われます。北の大地で栄冠をつかむ。何より信頼できるチームメイトがいます。

(牛久寧々主将)
「相手を圧倒できるような試合をして日本一になりたいです」

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