2025年のデフリンピック開催へ 東京都が職員向けの手話研修会を実施

約2年後にせまった、聴覚に障害のある人の国際スポーツ大会デフリンピックの東京開催開催都市となる東京都が職員に向けた手話の研修会を開きました。職員は2時間の研修で手話への理解を深めていました。

(手話講師)「きょう(7月24日)は私が手話指導をさせていただきます、よろしくお願いします。」

この日の研修会はデフリンピック開催に向けて都庁職員が関係団体とのコミュニケーションを円滑に行うために開かれたもので、まずは基本的な挨拶や自己紹介の仕方を教わりました。
さらに研修会では2人一組で実践してみる場面も…

(参加者)「私の趣味は料理です。すごい伝わった、わかりました。」

そして、終盤にはデフリンピックの打合せで実際に使用されそうな手話へと難易度がレベルアップ。参加した職員は一つ一つの動きを確認すると同時に、耳で聞くのとは異なる手話の伝わり方の注意点なども学びました。

(参加者)「聾者の持っている文化だったりも理解してどういう風な伝え方をしたら伝わるのか齟齬がないように大会に向けて準備をしていきたい」

東京でのデフリンピックまであと2年あまり…講師を務めた堀さんは、手話は完璧ではなくても互いの気持ちを伝え合うことはできるので、大会をきっかけに聴覚障害に構えることなくコミュニケーションを取ってほしいと話します。

(手話講師)「デフリンピックに向けて基本のコミュニケーションの部分を都の職員をはじめ都民の皆さんに手話だけじゃなくて身振りや表情で伝えられるという所を広めてほしいと思います」

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