“サステナブルで美味しい”レストランやイベントも…食に広がるSDGs

サステナブル=持続可能な食材を使ったレストランが港区にオープン、さらに新宿の百貨店ではグルメイベントが行われるなど食を通じたSDGsの取り組みが広がっています。

先週7月22日、港区北青山にオープンした「星のキッチン」。
私たちが普段食べるような定番メニューにサステナブルな食材を取り入れて提供するレストランです。

例えば…、パスタの定番メニューボロネーゼには肉の代替品としてCO2削減にも効果が期待される大豆ミートが使われています。

(記者)「大豆とは思えないジューシーな味わいもありとても美味しい」

さらに…、お子様ランチのオムライスの卵や…エビフライに使われるエビも生き物に負荷がかからない形で育てられていて全てのメニューにサステナブルな食材が入っています。

(伊藤忠商事ジェネラルマネージャー目谷東久子さん)「数々のサステナブルな食材、料理が生まれているが、敷居が高いという印象をもたれることも少なくない。そのような固定観念を変化させ、未来に向けたサステナブルな食文化を広げる第一歩を提案していく」

一方、新宿高島屋ではサステナブル食材に注目したグルメイベントを開催しています。
こちらのピンクの飲み物はカカオの実を使ったジュースです。

(記者)「甘みと酸味の中にほんのり苦味がありまして、さっぱりとして飲みやすいジュースです」

ジュースを販売する食品大手の明治によりますと、チョコレートの原料として知られるカカオですが使用されるのはカカオ豆と呼ばれる種子の部分ばかりで、その他はほとんど廃棄されている現状があると言います。
今回、そのカカオの果肉を有効活用して生まれたのがこちらのジュースなんです。

(高島屋MD本部バイヤー戸井田洸さん)「自分が食べているものが選んだものが美味しい、それが環境に良い、サステナブルだというところに何か一歩目を踏み出せるようなそんな企画にしたいと思っています」

持続可能なメニューを楽しめるこのイベントは7月25日まで行われます。

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