部活動の費用サポート→親の約半数が「一番大変」と痛感 2018年調査時は23.0% 5年で倍増する結果に

個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパンはこのほど、中学1年生~高校3年生の部活動に所属する子どもを持つ保護者1000人を対象に「部活動に所属する子どものサポート実態調査」をインターネットで実施した。

まずは部活動に対する考え方を調査すると、93.6%が「引退するまで部活動を続けてほしいと思う」と考えていることが明らかに。部活動による受験への影響を聞くと、14.8%が「良い影響を及ぼすと思う」、31.9%が「どちらかというと良い影響を及ぼすと思う」で、合算した46.7%が“良い影響派”となった。一方で、引退後の受験勉強への切り替えを心配する意見も。12.1%が「不安を感じている」、24.8%が「どちらかというと不安を感じている」で、合算した36.9%が“不安派”となった。

次に、部活動のサポート面について調査。サポートする中で一番大変なことを聞くと、「部活動に関連する費用的な問題」(49.6%)が最多。次いで「お弁当の準備」(28.4%)、「遠征などへの送迎・同行」(25.6%)、「朝練による早起きのサポート」(20.4%)、「部活終了後のお迎え」(16.7%)と続いた。

約半数の親が「一番大変」と感じている費用面のサポートだが、2018年に実施された同内容の調査では23.0%にとどまっていた。今回の調査結果と比較すると「費用面のサポートが大変」と痛感する保護者の割合がこの5年で2倍以上に増えたことが分かった。(明光義塾調べ)

(よろず~ニュース調査班)

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