「どう家」出演の毎熊克哉、光る君へ「大河の緊張感に触れた」

2024年1月より放送予定の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。新たなキャストとして7月25日、直秀(なおひで)役を演じる毎熊克哉の出演が発表された。

大河ドラマ『光る君へ』で直秀を演じる毎熊克哉 (C)NHK

世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く同作。毎熊は「風刺劇」を披露する散楽の一員で、当時の政治や社会の矛盾を面白おかしく批判する人物・直秀役を演じる。自由な言動のため、主人公・まひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)に影響を与えるという重要な役どころだ。

大河ドラマとの関わりについて、毎熊は「今まで大河ドラマとはご縁がなかったのですが、不思議なことに『どうする家康』(2023年/大岡弥四郎役)に続き2回目の出演になります。その際は1話限りの出演で撮影日も短かったのですが、今回は顔合わせにも参加させていただいて、大河ドラマ独特の緊張感に触れることができました」とコメント。

作品の舞台である京都にも縁があるといい、「現代劇ですが、BSプレミアム『京都人の密かな愉しみ』という作品で、約5年間にわたって京都に住む若者を演じました。僕にとっては第二の故郷のように思える場所で、思い入れがあります。今回は時代が違うので、また知らない京都を知る愉しみが増えました」と語っている。

さらに、自身が演じる直秀について「直秀とその仲間たちは、この時代のヒエラルキーの最下層から世のなかを俯瞰でよく見ていて、明日の命も知れぬ身でありながら、笑って強く生きていこうとする胆力がある。直秀はどのような生き方を望んでいるのか? を探ることが、演じる上での鍵になってくると思っています」と分析した。

ほか、一条天皇役に塩野瑛久の出演が決定している。ドラマ『光る君へ』は、2024年1月より放送予定。

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