「光る君へ」に矢部太郎、新選組ぶりの大河で頼りない従者役

2024年に放送予定の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。吉高由里子や柄本佑などのキャスト陣が発表されてる同作だが、7月25日、新キャストとして乙丸(おとまる)役の矢部太郎の出演が発表された。

大河ドラマ『光る君へ』で乙丸(おとまる)を演じる矢部太郎 (C)NHK

お笑いコンビ・カラテカのボケ担当で、漫画家として、そして俳優としても活躍している矢部。過去に、同作と同じく京都を舞台にした大河ドラマ『新選組!』(2004年)にも出演していた。

矢部は「体調が悪く途中で故郷に帰る隊士・阿比留鋭三郎役で出演しました。当時、脚本の三谷幸喜さんが、今までの新選組を描いた作品のなかでは描かれたことのない人物だと話されていました。実際、阿比留鋭三郎のwiki(ウィキペディア)には演じた俳優は僕しか載っていなくて、光栄です。病人の役だったので、セリフより咳の回数の方が多かった記憶があります」と当時を振りかえる。

今回の『光る君へ』では主人公・まひろ(吉高由里子)の従者役を演じるといい、「顔合わせのときに、スタッフのみなさんがとてもたくさんいらして、こんなにもたくさんの人間がこの作品を作るのか! と、とてもワクワクしました。その1人として喜びを感じながら、当時の身分の高くない女性の従者の人間を演じることで、感じることや、伝えられることがあったならと思います」と意気込んだ。

さらに、「不器用でどこか頼りない従者ですが、お仕えする家の状況がきびしく、皆が離れていくなかでも仕え続ける乙丸には忠義とまひろ様のことを思う心が感じられます。体を張って守ったり、守れてなかったりもしますが・・・」とコメントした。

ほかの追加キャストには、一条天皇役に塩野瑛久、直秀役に毎熊克哉、赤染衛門役に凰稀かなめが決定している。ドラマ『光る君へ』は、2024年1月より放送予定。

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