個性派俳優・本多力、大河にワクワク「身体が平安時代仕様に」

2024年1月より放送される大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。主人公・紫式部役の吉高由里子などのキャスト陣が発表されているが、新たに百舌彦(もずひこ)役として、本多力(ほんだちから)の出演が7月25日に発表された。

大河ドラマ『光る君へ』で百舌彦を演じる本多力 (C)NHK

本多が演じる百舌彦は、道長(柄本佑)の従者。道長が少年のころから忠実に仕えている人物だ。本多は「はじめ台本を読んだとき、もしかしたら百舌彦は道長にしか見えてないんじゃないか? 道長の守護霊的な存在? とも思えたのですが、実際はそんなことは全くなく、ちゃんと人間でした。でもそれくらい道長にとって身近な存在だと思いますし、ほかの登場人物との関係性とは少し違うものだと思っています」と分析。

また、作中で「馬を引くシーン」を演じたという本多は、「撮影の数日後、美容師さんに『右側だけむちゃくちゃ凝ってますね、スマホですよね』と言われたのですが、右腕で馬をひいてたからでした。身体が平安時代仕様になっていくのも楽しみです」と、ユーモラスに撮影現場を振りかえった。

同作は京都が舞台となるが、本多は京都生まれ、京都育ち。「有名な話ですが、鴨川はカップルが等間隔に座っている恋人たちの憩いの場です。自分も初めて恋人が出来たときは一目散に等間隔に加わりに行きました。平安時代にも鴨川はあったでしょうし、等間隔だったかは分からないですが恋人たちもいたでしょう。京都の街のなかを、かつて紫式部や藤原道長が生きていたと想像すると生まれ育った京都がまた違う見え方をして新鮮です」とコメントした。

ほかの追加キャストには、一条天皇役に塩野瑛久、直秀役に毎熊克哉、赤染衛門役に凰稀かなめ、乙丸役に矢部太郎が決定している。ドラマ『光る君へ』は、2024年1月より放送予定。

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