去就決まらぬルカク、アッレグリ監督熱望のユベントスが獲得にチャレンジか

[写真:Getty Images]

ユベントスはベルギー代表FWロメル・ルカク(30)の獲得に向け、チェルシーと交渉をする準備を進めているようだ。

今夏の移籍市場でその振る舞いが注目の的になっているルカク。今夏に復帰したチェルシーでプレーする意思はなく、引き続きインテルでのプレーを望んだことから、両クラブは移籍金3500万ユーロ(約54億4000万円)+アドオン500万ユーロ(約7億8000万円)の完全移籍で合意寸前となっていた。

ところが、ユベントスからの関心を知ったルカクが土壇場で変心。連絡を無視するなど不誠実な態度をとられたことにインテルは激怒し、獲得からの撤退を決断した。

宙に浮いた立場となったルカクにはサウジアラビアからオファーがあったものの、本人は中東行きを拒否。一向に去就が決まらないベルギー代表FWに対して、チェルシーも苛立ちを募らせている。

こうした中、イタリア『カルチョメルカート』によると、ユベントスがルカク獲得に向けて本格的に動き出す可能性があるとのことだ。マッシミリアーノ・アッレグリ監督が、ルカクの獲得を特に熱望しているという。

当初はセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチの売却が前提だったが、指揮官の強い主張もありクラブは方針を変更。たとえヴラホビッチが残留した場合でも、買い取りオプション付きのレンタルを打診する模様だ。

一方で、チェルシーの希望はあくまで移籍金4000万ユーロ(約62億6000万円)の完全移籍であることから、ユベントスは選手を交渉に含めることも検討中と報じられている。

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