【台風情報】日本の南海上に新たな台風の卵 今後 台風6号に? “10年に一度” の暑さ 8月上旬にかけて猛暑続くおそれ

大型で非常に強い勢力の台風5号はフィリピンの東を北西へ進んでいます。夏の太平洋高気圧が強いためこのまま大陸方面へと進んでいく予想です。さらに日本の南海上をみると、次の台風の卵となる雲がまとまってきています。

アメリカ海軍の台風情報でも黄色い○で示されています。まだ24時間以内に台風となる可能性は低いですが、そのうち熱帯低気圧となる可能性があります。近いうちに気象庁からも熱帯低気圧の情報として進路予想が発表されるかもしれません。

これが発達すれば台風6号となる見込みです。その場合、台風5号に比べてもう少し東寄りの日本に近いコースを進む可能性があります。

ヨーロッパ中期予報センターが7日間(7月23日~7月30日)に、台風または熱帯低気圧が300km以内に入る確率を示した図では、台風5号の東側にもう一つ高い確率で示されたエリアがあります。これが台風6号になる可能性があるものを示しています。

この5号、6号のような台風は、夏の高気圧の勢力を強める一因となります。今週後半から暑さがもう一段パワーアップする予想です。

7月20日に気象庁は、この時期としては ”10年に一度程度”しか起きないような著しい高温になるおそれがあるとして、各地に「高温に関する早期天候情報」を出して猛暑への警戒を呼びかけましたが、続けて7月24日にも全国の多くの地域に発表しています。7月30日ごろから8月上旬にかけてかなりの高温となるおそれがあるからです。

台風5号につづいて台風6号が発生して発達しながら北上すると、夏の高気圧が強まった状態が続いて7月末から8月上旬にかけて連日35℃以上の猛烈な暑さが続くおそれがあります。猛暑への覚悟が必要となりそうです。

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