スーパーの売上高、2.1%増 6月、値上げや行楽需要

全国のスーパー売上高増減率

 日本チェーンストア協会が25日発表した6月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比2.1%増となり、4カ月連続で増えた。食料品の値上げで1人当たりの購入金額が上昇したほか、行楽や旅行の需要が寄与した。全店ベースの売上高は1兆809億円だった。

 売り上げの約7割を占める食料品は、既存店ベースで3.7%増。揚げ物などの総菜が好調だった。野菜の売れ行きは鈍く、担当者は「気温が高い日が多く、自宅での調理が敬遠されたためではないか」と分析する。

 衣料品は2.0%減。食費負担の増加で買い控え傾向があるという。「住関品」はクーラーボックスや旅行かばんが特に売れ、4.4%増だった。

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