百貨店そごう・西武の米投資ファンドへの売却計画を巡り、従業員の雇用維持を求めてストライキを検討している「そごう・西武労働組合」は25日、全組合員による投票の結果、スト権を確立したと発表した。今後、親会社のセブン&アイ・ホールディングスを含めた経営側から、雇用を守るとの明確な説明がなければ、スト実施もあり得るとしている。
労組によると、各地の百貨店従業員ら3833人が投票し、約94%に当たる3600人がスト権確立に賛成した。
東京都内の主力店「西武池袋本店」に、ファンドと連携するヨドバシホールディングスの出店計画が判明し、労組は雇用維持に不安があるなどと反発していた。