「柏まつり」を前にJR柏駅で人命救助訓練 千葉

「柏まつり」を前にJR柏駅で人命救助訓練 千葉

 7月29日と30日に4年ぶりに開催される「柏まつり」を前に、JR柏駅で本番さながらの人命救助訓練が行われました。

 JR柏駅で行われた救助訓練には、柏市消防局をはじめ関係機関から約120人が参加しました。

 訓練は、70万人以上の来場が想定される「柏まつり」で、混雑した柏駅で乗客が将棋倒しになる転倒事故が発生し多数の負傷者がいるとの想定で行われ、消防隊員への負傷者対応の引き継ぎなどの手順を確認しました。

 また、けがの程度によって治療の優先度を決める「トリアージ」や、改札前の臨時の救護所で応急救護を行うなど本番さながらの訓練になりました。

 2022年、韓国・梨泰院では多くの死傷者が出た雑踏事故が起きていて、柏市消防局は、この事故の教訓を生かして警戒を強化したいとしています。

柏市消防局 鈴木清 副局長
「柏まつりの際に、もし災害が発生した場合、迅速的確に対応するためには関係機関との連携が重要。きょうの訓練を通して、関係機関と共に市民の安全安心を守りたい」

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