"トーイングチューブ" から落ちた20代女性 ボートのスクリューに接触し負傷 広島・宮島

25日、広島県の宮島沖で、トーイングチューブから落水した女性(27)が、プレジャーボートのスクリューに接触してけがをする事故がありました。

事故があったのは、広島県廿日市市宮島包ヶ浦沖の海上です。

広島海上保安部によりますと、25日午後4時ごろ、プレジャーボートの所有者から「女性がスクリューに巻き込まれ、左足を負傷している」通報がありました。

この事故で広島県内に住む女性(27)が、左臀部を切るなどのけがをしました。女性はプレジャーボートで広島市の桟橋に運ばれたあと、救急車で病院に搬送されたということですが、命に別状はないということです。

事故直前、女性は別の知人女性2人とプレジャーボートにロープで引かれたトーイングチューブ(ゴム製の円形の浮き輪)に乗っていて、落水した女性を引き上げようと近づいたプレジャーボートのスクリューが左臀部に接触したということです。

プレジャーボートは広島市中区在住の会社員男性(57)が所有する「MAR VIENT号」(長さ5.95メートル)で、けがをした女性と所有者の男性ら合わせて5人で付近の海上を訪れていたということです。

広島海上保安部は、所有者の男性がボートが停止したと思っていたところ、実際にはクラッチが入っていてスクリューが回転したことが原因とみて、事故のいきさつを調べています。

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