「平等」テーマに上下左右対称 パリ五輪聖火リレーのトーチ

パリ五輪(左)とパラリンピックの聖火リレーで使用されるトーチ。「平等」をテーマに上下左右が対称となる形状で、五輪とパラは同じデザインとなった(2024年パリ五輪・パラリンピック組織委提供・共同)

 【パリ共同】2024年パリ五輪・パラリンピック組織委員会は25日、聖火リレーで使用するトーチを発表した。五輪で初めて選手数が男女同数となる大会で「平等」をテーマに上下左右が対称となる形状にし、五輪とパラは同じデザインとなった。

 メダルの色の金銀銅を混ぜると出来上がるという淡い銀色の「シャンパンカラー」。長さ70センチ、重さ1.5キロで鋼の廃材を使って持続可能性にも配慮した。開会式が行われるセーヌ川などをイメージし、トーチは水面のきらめきを想起させるデザインも取り入れた。

 聖火は来年5月8日にマルセイユに到着し、7月26日の開会式まで1万人がリレーする。

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