名古屋市長・河村たかし氏が語る減税日本と維新の決裂の裏側!選挙モンスターの強さの秘訣は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年7月23日に公開された動画ではゲストに名古屋市長の河村たかし氏をお招きし、維新との今後、選挙の強さの秘訣、次の名古屋市長選挙について語っていただきました。

名古屋市議選では減税日本と維新が決裂!その理由とは?

【このトピックのポイント】
・減税日本と維新が決裂したのは維新からの提案が原因だった
・一貫した主張とそれを実現する行動力が選挙の強さの秘訣か
・次の名古屋市長選挙に名乗りをあげた大塚耕平氏に河村氏「応援できん」

河村氏のプロフィールは以下の通りです。

大学卒業後、すぐに家業を継いだ河村氏。当時は親の後を継ぐことを当たり前と受け入れていたものの、オイルショックによる大不況などを経て、その当たり前を打ち破り人生の再挑戦をできる社会を実現しようと考えたのが政治家を志すきっかけだったとのことです。

一時は検察官を目指したこともあり、その理由について「一番威張れる仕事に就きたかった」と語り、笑いを誘いました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして河村氏に回答していただきました。

維新との今後は?

減税日本と維新は2010年4月の同時期に設立。「非自民」を打ち出し政策的に共通していたこともあり、これまでたびたびタッグを組んできました。

2022年の参院選では河村氏の側近である広沢一郎氏を共同で公認しましたが、2023年の名古屋市議選ではそれぞれが候補を擁立し、袂を分かつこととなりました。

決裂した理由について河村氏は、維新から維新の候補を公認し減税日本の候補は推薦にとどめること、その上で政策については維新の指示に従ってほしいとの提案があったことを説明。「それはノーというでしょう!」とコメントしました。

減税日本と維新の共闘は、河村氏にとって自民党という江戸幕府を倒すための薩長同盟だったとのこと。しかし、維新には受け入れられなかったようです。

その結果、2023年の名古屋市議選で減税日本は5議席増の14議席を獲得、維新は1議席にとどまり、減税日本の強さを見せつけることとなりました。

減税日本が大勝した理由について、維新が減税を強く押し出さなかったこと、マイナンバーカード推進派であることなどを挙げた河村氏。

維新との今後については「離婚した夫婦でも会うこともあるでしょう」と話し合いを継続する可能性に言及しつつ、基本的には減税日本単独で候補を擁立していく方針を示しました。

選挙モンスターと呼ばれるそのワケは?

「選挙モンスター」と呼ばれるほど選挙に強いことで知られる河村氏。2021年の市長選挙では自民、立憲、公明、国民が推薦する候補を見事打ち破りました。

多数の政党が河村氏と対立する構図になったことについて、河村氏は「そんなに河村さんが嫌いかね」と笑いながらコメント。

自身が嫌われている理由については「議員の給与を市民並みにするとか、ボランティア化するというのは嫌われるに決まっている」としつつ「それをやらないと日本の政治は良くならない」と語りました。

これまでもたびたび政治の稼業化について強い異を唱えてきた河村氏。稼業化の弊害として政治家が自分が正しいと思ったことを言えなくなること、自分の議員としての身分を守ろうとすることなどに言及しました。

選挙の強さの秘訣について問われた河村氏は謙遜しつつ、「嘘を言わないこと。それと、ここだというところは絶対貫く。減税でも(市長報酬)800万でも今回のマイナンバーカードでも」とコメント。

多くの議員から反対されても主張を一貫し、その主張を実現させようと必死に取り組む様子が有権者からの支持につながっているのかもしれません。

河村氏といえば、街宣に自転車を使うことでも有名です。周囲からは電動自転車に変えるように言われるものの、こちらも一貫して同じものを使い続けているとのことです。

次の名古屋市長選挙どうなる?

2023年6月、国民民主党の大塚耕平参院議員が2025年4月任期満了を迎える名古屋市長選挙へ立候補することを表明しました。

あまりにも早い意思表明は衆院の早期解散を想定し、河村氏の国政進出をにらんでのことだったのかもしれません。

大塚氏は市長報酬800万円への引き下げや市民税減税など河村氏の主要な政策を継続するかどうかを明らかにしていません。その点を踏まえ河村氏は大塚氏に対して「応援できんわな」とコメントしました。

対決することになれば大塚氏は手ごわい敵となるかもしれません。しかし、河村氏は今までも多くの対立候補と戦ってきたことを挙げ、それほど気にはしていない様子。

次の名古屋市長選挙については「晩節を汚してはいかん」とこれまで通り自身の理念を貫くことを第一としつつ、「どうするかは南無阿弥陀仏」とコメント。天命に任せるということなのかもしれません。

動画本編はこちら!

議員に嫌われて有権者に支持される!選挙モンスターの正体とは?

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