犬が散歩中に突然ダッシュ!3つの心理と危険性、やめさせる方法とは?

犬が散歩中に突然ダッシュ!3つの心理

1.エネルギーを発散したい

犬は基本的に体を動かすことが好きな生き物で、体の大きさや個体の運動量に合わせてしっかりと運動させてあげることが大切です。

運動不足がちになってエネルギーが溜まってしまった場合、そのエネルギーを発散するため、散歩中にダッシュすることがあります。特に若い犬や運動量が多い犬種は頻繁にダッシュする傾向があるよう。

また梅雨時期などでお散歩の時間が短い日々が続いていたり、ひとりで長時間のお留守番をした後などはエネルギーが溜まりがち。そんな時は有り余るエネルギーを発散するために、猛ダッシュしてしまうかもしれません。

2.興奮している

犬はお散歩中、興奮した時にも突然ダッシュすることがあります。興奮する理由は他の動物を見つけた時や、知らない人に興味を持った時など。犬は好奇心が強い生き物なので、興味の対象となるものを見つけるとダッシュしてしまうことがあるでしょう。

またお家から屋外に出たことによる解放感が嬉しくて、外に出たとたんダッシュしてしまう犬もいるようです。

3.ストレス解消のため

犬はストレスを解消するため、散歩中に突然ダッシュすることもあるようです。運動不足や長時間のお留守番も、頻繁であればもちろんストレスになってしまいます。

その他、苦手なシャンプーや動物病院の診察などでストレスを感じてしまった場合、その後のお散歩はイライラした感情を爆発させるように走り出す犬もいます。

犬が散歩中に突然ダッシュしてしまった時の危険性

お散歩中に突然ダッシュしてしまうと、犬に悪気はなかったとしても危険な事故に繋がる恐れがあります。

1.交通事故の危険性

飼い主さんの思いがけないタイミングで愛犬が突然ダッシュしてしまった場合、車や自転車などと、接触事故を起こしてしまう危険性があります。

特に交通量の多い道路や交差点では危険性が高まるので、常にリードは短く持ち、万が一突然ダッシュしてしまった場合でも事故を防げるように注意しましょう。

2.ケガの危険性

犬がお散歩中に突然ダッシュしてしまうと事故の危険性が高まりますが、それと同時にケガの危険性も高まります。

これは愛犬がケガをしてしまう危険性が高まるだけでなく、事故の相手をケガさせてしまう可能性もありますよね。

交通事故だけでなく、通行している人や他の犬と衝突してしまう可能性もあります。愛犬はもちろん周囲の方をケガさせてしまう恐れもあるのです。

3.迷子の危険性

飼い主さんが予期せぬタイミングで愛犬がダッシュしてしまうと、うっかりリードを手から滑り落してしまったり、何年も使用しているリードであれば、劣化により強い力で引っ張られたことでちぎれてしまう恐れもあります。

そのまま走り出して逃げてしまい、迷子になってしまう危険性もあります。

犬が散歩中に突然ダッシュするのをやめさせる方法はある?

犬がお散歩中にダッシュしてしまうのは、「発散」「解消」「興奮」などといった心理からくる行動なので、すぐにやめさせることは難しいのですが危険を回避するためにも、出来る限りの工夫をしておきましょう。

1.毎日ダッシュしてしまう犬には

毎日必ず突然ダッシュしてしまう犬は、エネルギーが溜まっているだけでなく、ストレスが溜まっている可能性があります。

運動不足のストレスでダッシュしてしまうのであれば、散歩の時間を増やしたり知育玩具などを使って、ストレス発散させてあげることが根本的な解決法になります。愛犬のストレスを見極めて対応してあげましょう。

2.ダッシュするタイミングが分かる場合

愛犬が「なんとなく走り出しそうだな」と分かる場合は、ダッシュしてしまう直前に愛犬の気持ちを別のことに向けるといいです。例えば、オヤツなどのご褒美を使って「オスワリ」をしてもらい、気持ちが落ち着くまで「マテ」をしてもらいましょう。

ダッシュしてしまうこと癖付けてしまわないように、意図的にダッシュさせない状況を作ることで頻度が減ってくる可能性があります。

3.飼い主さんが気をつけることは?

愛犬と一緒にお散歩している最中は基本的にリードを短く持って、愛犬の行動範囲を飼い主さんが管理しましょう。特に興奮しやすくダッシュする頻度が高い犬の場合、愛犬と周囲の状況を常に確認しながら、気を引き締めてお散歩する必要があります。

リードには肩から斜め掛けに出来るタイプや、腰に巻くタイプのリードなど両手をあけることが出来るタイプも販売されています。これらのタイプのリードを選ぶとダッシュしてしまっても、迷子や事故などのリスクを軽減することが出来ます。

まとめ

散歩中に突然ダッシュしてしまう犬は少なくないと思いますが、特に若い犬や興奮しやすい性格、また気が強い性格の個体や運動量の多い犬種によく見られる行動です。

完璧にやめさせることはなかなか難しいのですが、根気よく原因を追究しつつ、ストレスの発散やトレーニングを積み重ねていきましょう。

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