李長官、シンガポールで覚書調印

政府代表団を率いて東南アジア諸国連合(ASEAN)3カ国の訪問を行っている李家超・行政長官は7月25日、シンガポールからインドネシアに移動する。同日付香港各紙によると、李長官はシンガポール訪問を総括し、両地は計7件の覚書に調印したことを明らかにした。覚書には商業・貿易、金融サービス、フィンテック、イノベーション科学技術、学術研究などの分野が含まれている。また今回の訪問ではインドネシアとマレーシアにも香港の地域的な包括的経済連携協定(RCEP)加入への支持を取り付ける。李長官は李顕竜(リー・シェンロン)首相と面会したことに触れ、今後より多くのシンガポール企業が香港に進出することや、香港を通じて中国本土市場を開拓することに期待を示したほか、北部都会区や第14次5カ年計画での8大センターの位置付けなど香港の新たな発展の方向性を紹介し、シンガポールとの多角的な協力を提案した。

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