山陽 甲子園へ 6年ぶり2度目 高校野球岡山大会 倉敷商に逆転

6年ぶりの夏の甲子園出場を決め、歓喜する山陽ナイン=倉敷マスカット

 第105回全国高校野球選手権記念岡山大会最終日は25日、倉敷市のマスカットスタジアムで決勝が行われ、山陽が4―2で倉敷商との接戦を逆転で制し、6年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めた。

 山陽は2度のビハインドを追い付くと、2―2の七回2死から田内、湯浅の連打で一、二塁とし、渡辺が右中間を破る決勝の2点二塁打を放った。投げては3番手で登板した右腕井川が終盤3回を無失点でしのぎ、歓喜の瞬間を迎えた。

 春の県大会4強のAシードとして今大会に臨んだ山陽は、初戦の2回戦で倉敷に逆転勝ち。翠松、就実との接戦をくぐり抜け、23日の準決勝は春準優勝の光南にコールド勝ちし勢いをつかんだ。

 県内単独最多となる12度目の選手権代表を目指した倉敷商は、昨夏に続いて決勝で惜敗。今大会の原動力となった右の和田、左の増田の2年生投手による継投が実らなかった。

 全国選手権は8月6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。組み合わせ抽選会は3日。

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