学食に青森県産食材やご当地グルメ/弘大

学生食堂で提供されている、県産品を使ったメニューやご当地グルメ
八甲田牛を使った焼肉丼を味わう弘大生

 弘前大学は25日、青森県弘前市の文京町キャンパスの学生食堂で、八甲田牛やトマト、大湊海軍コロッケなどの県産品を使ったメニューやご当地グルメの提供を始めた。県内17市町村と弘大が協力して取り組んでいる、学生に地域の魅力をPRするプロジェクトの一環。27日まで。

 メニューは八甲田牛の牛焼肉丼(税込み297円)、海軍コロッケ(同110円)、トマトサラダ(同110円)など。青森市が八甲田牛、むつ市が海軍コロッケ、蓬田村がトマトの食材費を負担し、低価格を実現した。多くの学生に地域の食材を味わってもらい、各市町村の魅力に目を向けるきっかけをつくることが狙い。

 提供初日は、昼食時間が近づくと大勢の学生が食堂を訪れて次々と注文。「うまい」「安くてびっくり」などと話しながら地域の味覚を味わっていた。

 焼肉丼を食べた最上慧大さん(医学部1年)は「安かったから選んだ。柔らかくておいしい」、蝦名琢翔さん(同)は「食べ物がうまいのが青森の特徴。これからも前面に押し出していくべきだ」と話した。

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