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J1が夏季中断期間に入り、延期されていたヴィッセル神戸と川崎フロンターレの試合も消化されたため、順位も全て確定した。
前半戦で今季加入した新戦力がチームで存在感を見せている。自身の強みを発揮する形でチームをしっかりけん引した。
今回は今季加入して前半戦で印象的な活躍を披露したJ1クラブ所属選手5人をピックアップした。
今季爆発、北の大地のスコアラー
浅野雄也
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今季加入したクラブ:北海道コンサドーレ札幌
ポジション:シャドー
今季J1サンフレッチェ広島から北海道コンサドーレ札幌に加入した浅野は秘めていた得点力が覚醒する形で、日本代表入りも期待される存在へと変ぼうした。兄の拓磨と同様にスピード面で優れており、素早くゴール前まで推進してチャンスに絡む。
J1第14節終了時点で14試合8得点2アシストとチームのフィニッシャーとして攻撃をけん引。ゴールの内訳は利き足の左足が5本と最多で、右足が1本、頭が1本とどこからでも得点を挙げる器用さも備えている。
第14節以降はゴールから遠ざかっているが、相手の隙を突くデコイランやオフザボールの動きは秀逸の一言。再び得点を挙げてお立ち台でハイテンションな姿を見せてくれるだろうか。
ボールを回収しまくるダイナモ
佐野海舟
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今季加入したクラブ:鹿島アントラーズ
ポジション:守備的ミッドフィルダー
J2のFC町田ゼルビアから今季鹿島アントラーズに加入した佐野は開幕から先発出場を果たし、チームの心臓として守備面で存在感を見せている。
素早い寄せと球際の強さで相手からボールを刈り取り、走力を生かして広大なエリアを一人でカバーできる守備力も持ち合わせる。課題は攻撃的なプレーの物足りなさだが、攻守通じてサボらず走り切る精神力と運動量を備えている。
名前とプレースタイルから“佐野回収”と称されることもあり、素早いインターセプトから速攻に繋げる精錬されたプレーは名前負けしていない。鹿島で成長を果たし、日本を代表するボール回収役になれる可能性を秘めている。
柏から横浜に渡った現代型イケメンCB
上島拓巳
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今季加入したクラブ:横浜F・マリノス
ポジション:センターバック
今冬にアカデミー時代も過ごしたJ1柏レイソルに別れを告げて、昨季J1王者横浜F・マリノスに加入した上島。クレバーなプレースタイルでポジションを確保しつつある。
高精度のロングフィードと緻密かつ攻撃の起点となるビルドアップに長けており、相手の攻撃を先読みしたカバーリング、身長186センチを生かした空中戦の強さが持ち味だ。スピード面には不安視されることもあるが、それでも横浜FMの選手たちと息の合ったプレーを見せている。
端正な顔立ちで柏時代から高い女性人気を得ており、横浜でも多くのファンを獲得しているようだ。チームはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)も控えているため、チームに早くフィットした上島の存在が頼もしい。
昨季契約満了、今季は神戸の英雄に
本多勇喜
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今季加入したクラブ:ヴィッセル神戸
ポジション:センターバック、左サイドバック
ヴィッセル神戸にとって最大のサプライズは本多の活躍だろう。京都サンガF.C.との契約満了を経て、神戸に今冬に加入してからCB、左SBで主力として活躍し続けている。
負傷者が続出するディフェンスラインで穴を埋めるようにポジションに入り、身長172センチと小柄ながら超人的な跳躍力を生かして京都FWパトリックなどの大型ストライカーとの空中戦で勝利している。空中戦、地上戦に隙がなく、利き足の左足から繰り出される高精度ロングフィードを前線へ供給できるため、攻守において欠かせない存在だ。
どの選手とも息の合ったコンビネーションを見せるため、適応力にも優れている。昨季は契約満了で退団した選手だが、単独首位の神戸を英雄的な活躍を見せてしっかり支えている。
北欧から来た鉄壁の男
マリウス・ホイブラーテン
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今季加入したクラブ:浦和レッズ
ポジション:センターバック
今シーズンからノルウェー1部ボデ/グリムトから浦和に加入したDFホイブラーテンは、チームにとって必要不可欠な存在として君臨している。
開幕当初はJリーグのプレースピードなどに後れを取るシーンも散見されたが、第4節ヴィッセル神戸戦では今季大活躍の元日本代表FW大迫勇也をDFアレクサンダー・ショルツと抜群のコンビネーションで完封してみせた。
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相手FWに前を向かせない対人能力、エアバトルの強さ、ショルツとの息が合ったチャレンジ&カバーはリーグ屈指の守備力を誇る。ACL、後半戦を控えるチームにとって、最高の補強となった。