カンボジアで23日に実施された第7回下院議会選挙(総選挙)の監視に当たった国内外のオブザーバーらは、選挙が公平性と透明性を持って行われたとの見解を示している。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
国家選挙管理委員会(NEC)によると、総選挙では国内の非政府組織(NGO)など134団体、海外の61団体が監視業務に当たった。
24日に開催された監視団の記者会見では、モルディブの代表者が総選挙は自由かつ公平に行われ、信頼の置けるものだったと指摘。投票に関して脅迫や強制、暴力などの行為は確認されなかったと述べた。
アジア政党国際会議(ICAPP)から派遣されたオブザーバーも、選挙は民主的に秩序を保って実施されたと説明した。
国内団体としては、カンボジア人民ネットワーク協会が24日付声明で、選挙は自由で公平なものであり、開票作業も順調だったと述べた。
選管によると、総選挙の投票率は全国平均で84%だった。