オンライン無料座談会「いまさら聞けない!熱中症対策」開催レポート

「産業保健新聞」読者の皆さまこんにちは。
ドクタートラストセミナー事務局です。
今回は、7月5日に開催したオンライン座談会「いまさら聞けない!熱中症対策」の内容をレポートします。

梅雨も半ばに差し掛かり、暑さが増してくるこの季節。
熱中症について「どこまで対策を講じればよいのか」「従業員にどのように対策を周知したらよいのか」など、お悩みの企業は多いと思いますが、なかなか他社のことを知る機会などはないですよね。
そこで、本座談会ではドクタートラスト所属の管理栄養士小林が講師役を務め、前半は暑さ指数(WBGT値)について解説、後半は事前にいただいた質問の解説や実際にどのように対応しているかなどの意見交換会を座談会形式で行いました。

開催概要

座談会名称:「いまさら聞けない!熱中症対策」
日時:2023年7月5日(水)15時~16時半
会場:ZOOMを使ったオンライン開催

講師プロフィール

座談会内容

動画で学ぶ!WBGT値の基準値と活用方法・熱中症になってしまったら

衛生委員会ハンドブック資料の解説動画では、WBGT値の活用方法や熱中症が起こってしまった際の対応方法について解説しました。
その一部をご紹介します。

WBGT値はただ計測をすればよいというものでなく、「低減措置を講じる」「基準値に準じた休憩時間を確保する」という主に2つの活用方法があります。
動画内では特に、作業内容と基準値の関係や、確保すべき休憩時間について具体的に解説しました。

企業ではどのように熱中症対策をしているのか

後半では、小林管理栄養士を中心として参加者の皆さんと座談会を行いました。
製造業や運輸業など幅広い業種の企業にご参加いただきました。

座談会では初めに、事前にいただいた質問について解説を行いながら、参加者の皆様のご意見も伺いました。
「熱中症予防のための最新のアプリやウェブなど、社員に共有できる役立つ情報を知りたい」という質問に対して、管理栄養士から環境省や厚生労働省の熱中症サイトをご紹介し、現場で活用できそうなツールについて詳しく解説しました。
また、「各企業で熱中症対策はどのようにしているのかを知りたい」という質問に対して、参加者からは、「ウォーターサーバーや塩飴の消費量を確認し、水分や塩分の摂取状況を把握する」「産業医の講話や朝礼などで熱中症についての情報共有をしている」などの実践例をご紹介いただきました。
参加者のなかには「室内での作業が中心なため、水分補給を怠りがち」といった課題を抱えている方もおられ、管理栄養士から、喉が渇いてからではなく1時間に1回など頻度を決めて水分補給を促すようにするのがおすすめとお伝えしました。

熱中症対策は命に関わる重大な病気であり、作業中の熱中症罹患は労災の対象にもなりえるため、企業として十分な対策を講じる必要があるのは言うまでもありません。
参加者の中からも、さまざまな取り組みを実施しているという声が聞かれた一方で、企業側からの一方通行にならないよう従業員の理解度・自主性を高める方法を模索しているという意見も聞かれました。

参加者の反応

座談会ご参加の皆様は以下のようなご様子でした。

・ 集中して動画視聴してくださった
・ 積極的に質問をしてくださった
・ 自社での取り組みについて詳細に共有してくださった

さいごに

今回の座談会では、「熱中症対策」の具体例やよくある質問を解説するとともに、皆さんで課題を共有、解決に向けて模索しました。

第1水曜日に開催中!無料のオンライン座談会

ドクタートラストでは、毎月第1水曜日に無料のオンライン座談会を開催しています。
会社の人事担当者、衛生管理者、産業保健スタッフの方であれば、どなたでも参加いただけます。
詳細は、以下リンクよりご覧ください!

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