移民規制「無効」と米地裁 バイデン政権に痛手も

 【ロサンゼルス共同】米カリフォルニア州の連邦地裁は25日、バイデン政権が5月に導入した中南米から米国を目指す移民の流入規制措置を無効と判断した。不法に入国したり、経由地の第三国で法的保護を求めなかったりした移民に米国への亡命申請を認めないとする内容で、移民らを危険にさらしかねないとして支援団体が訴えていた。米メディアが伝えた。

 政権側は、規制措置がなくなれば国境管理に大きな混乱が生じかねないと主張しており、控訴するかどうか検討する。実際に措置が差し止められれば痛手となりそうだ。

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