激闘演じた両チームに惜しみない拍手 夏の甲子園宮崎大会決勝

初の甲子園出場を決め、歓喜に沸く宮崎学園高の応援席=25日午後、宮崎市・ひなたサンマリンスタジアム宮崎

 「甲子園をやっとつかめた」「夢のような時間をありがとう」―。宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で25日に行われた第105回全国高校野球選手権宮崎大会決勝。宮崎学園高が聖心ウルスラ学園高との接戦を制し、初の甲子園出場を決めた。宮崎学園高の応援団は創部20年での快挙をたたえ、激闘を演じた両チームに球場全体から惜しみない拍手が送られた。
 宮崎学園高は中学を含む生徒約740人など学校関係者約1200人が詰めかけた。2年生左腕・河野伸一朗投手の好投に、同級生の神毛陽翔(こうげ・はると)さん(17)は「普段は穏やかだけどマウンドでは堂々としていた。大舞台で投げきったのはすごい」と興奮気味に話した。

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