キケ・ヘルナンデスが2年半ぶりの古巣復帰 2投手とのトレード

日本時間7月26日、ドジャースはレッドソックスからユーティリティ・プレーヤーのキケ・ヘルナンデスを獲得するトレードが成立したことを発表した。ヘルナンデスは2015年から6年間ドジャースでプレーし、2020年にはワールドシリーズ制覇にも貢献。2年半ぶりの古巣復帰ということになる。ヘルナンデスを放出したレッドソックスは、ヘルナンデスの残り年俸約360万ドルのうち250万ドルを負担。その対価としてニック・ロバートソンとジャスティン・ヘーゲンマンの2投手を獲得している。

現在31歳のヘルナンデスは内外野の全ポジションを守ることのできるユーティリティ・プレーヤーとして活躍してきた選手。レッドソックス3年目を迎えた今季は遊撃、二塁、中堅の3ポジションをこなし、ここまで86試合に出場して打率.222、6本塁打、31打点、3盗塁、OPS.599という成績を残している。MLB公式サイトでドジャースを担当するフアン・トリビオ記者によると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はヘルナンデスを主に対左投手要員として起用する方針を示しているという。ポジションに関しては未定だが、二塁と中堅での起用が多くなることが予想されている。

レッドソックスが獲得したロバートソンは25歳の右腕で、今年6月にメジャーデビュー。今季ここまで9試合に登板して10回1/3を投げ、投球イニング数を上回る13奪三振を記録しているが、0勝1敗、防御率6.10と苦戦している。ただし、マイナーAAA級では27試合で2勝0敗7セーブ、防御率2.54の好成績を残しており、メジャー定着は近そうだ。一方、ヘーゲンマンは26歳の右腕で、まだメジャー経験はない。今季はマイナーAAA級で25試合に登板して4勝0敗1セーブ、防御率2.78をマークしており、近いうちにメジャーデビューすることになるだろう。レッドソックスとしては、余剰戦力となりつつあったヘルナンデスを放出して即戦力に近いレベルの2投手を獲得した形となる。

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