創作やきそばコンテスト、最優秀賞は「パリパリチーズ」 青森・黒石市

最優秀賞に選ばれた「パリパリチーズ焼きそば(食べるラー油添え)」
調理に取り組む黒石高チームの生徒たち

 ご当地グルメの焼きそばを活用した街おこしに取り組む、青森県黒石市の「黒石つゆやきそば伝紹会」(鈴木民雄会長)が23日、同市スポーツ交流センターで「創作黒石やきそばコンテスト」を開いた。最優秀賞には黒石高校のチームによる「パリパリチーズ焼きそば(食べるラー油添え)」が選ばれた。

 コロナ禍のため2019年以来の開催で4回目。同会が使用しているオリジナルの麺を使うことだけが条件で、5個人・団体がアイデアいっぱいの味をその場で調理し、同会事務局で黒石商工会議所の新岡常雄会頭ら8人が実食して審査した。

 パリパリチーズ焼きそばを出品したのは同校看護科3年の北山彩音さん、藤森笑(えむ)さん、對馬汀(なぎさ)さん、小山怜さんの4人。意外な食材の取り合わせと食感が麺とマッチした一品だ。

 代表の北山さんは「学校で試作品を先生たちに食べてもらい、意見を基に改良した。しょっぱくなるので、麺にはあえて味を付けなかった」。9月9、10日に開催予定の「黒石こみせまつり」で販売する予定で「食べた人が黒石の焼きそばに興味を持ってくれるきっかけになれば」と話した。

 2位には黒石市の「Circleこみせ」の古川正敏・綾香さんによる「ジェノベーゼやきそば」、3位には黒石高校の別のチームによる「焼きそばっトグ」が選ばれた。

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