青森県の人口1.41%減 減少率、秋田に次ぎ全国2位

 総務省が26日付で公表した住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、今年1月1日時点の外国人を含む青森県の総人口は122万5497人で、前年より1万7584人減少した。減少率は1.41%で、前年の1.35%からさらに拡大し、秋田県(1.65%)に次いで全国2番目に高かった。3位は岩手県の1.39%。

 22年中は、死亡者数が出生者数を上回る「自然減」が1万4108人、自然減少率は1.13%。転出者数が転入者数を上回る「社会減」は3476人で、社会減少率は0.28%だった。

 年少人口(14歳以下)は12万4861人、県人口に占める割合は10.19%で、秋田県(9.26%)の次に小さい。65歳以上は42万863人で、県人口の34.35%を占め、全国で6番目に大きかった。

 総人口のうち日本人は121万8922人で1万8541人の減。外国人は6575人で957人増だった。

 市町村別に見ると、人口減少率が県内で最も高かったのは佐井村の4.99%で、全国の町村では5番目だった。次いで今別町の4.74%で、全国8番目。青森市の社会減少数は815人で、全国の市区で9番目に多かった。

 県が毎月公表している青森県の推計人口(国勢調査をベースに自然増減数と社会増減数を差し引きして算出)は、今年2月1日現在で120万人を割り込んだ。直近の6月1日現在は118万9091人となっている。

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