小学生「夏」に学ぶ 地域の川で「水の学校」 「こんなに魚がいるなんて」/岡山・津山市

岡山県津山市山北の宮川23日、環境体験ツアー・水の学校2023(同市主催)が開かれ、小学生2〜6年生の親子10組24人が生物採集などを通じて身近な川の水環境について学んだ。

エコネットワーク津山、吉井川漁協、美作高校自然科学部の協力で行った。神田寿則理事長の指導で水質調査を行い、キットで水のペーハーを調べたところほぼ中性で、COD(化学的酸素要求量)テストも行い、「少しきたない水」であることを確認した。

高専橋付近で網打ちをして捕まえておいた魚にはハエ(ハヤ)に交じってアユも数匹おり、「素手で触ると魚がやけどをする」と説明を受け、手をよく水に漬けて触った。このあと川へ入り、網でオイカワやギギをすくったり、トンボの幼虫などを見つけたりした。取れた生物は水質階級別に分類した。

東小3年の山本洋志郎君は「宮川の前に住んでいるけれど、こんなにもたくさん魚がいることを知らなかった」と話していた。

© 津山朝日新聞社